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私だったらこんな歯医者に行きたい!Vol.3印象材編

目に見えないところにこだわれ!

今回は、印象材についてのこだわりを書いていきたいと思います。「印象材って何?」と思われるかもしれませんが、皆さんが歯の詰め物や被せ物を入れる前に、歯の型取りをしますよね。その型取りをするための材料のことを「印象材」といいます
ゴムのような素材のものを乗せたトレーをしばらく口の中で噛んで入れておくと、固まって出てくるという、下図のものです。

型取りの精度がむし歯再発を左右する!

皆さんは二次カリエスという言葉をご存知ですか?
治療した箇所が再度むし歯を再発してしまうことなのですが、その原因の一つとして、歯と詰め物のすき間からの細菌の侵入があります。
つまり、二次カリエスを防ぐためには、精度の高い詰め物や被せ物が必要になることはお分かりいただけるかと思います。
さらに、もう一歩踏み込んでお考えいただく・・・
詰め物の精度を高めるためには、この型取りや模型の精度も高くなければダメだということも想像できますよね!?
そうなんです。この型取りの精度がむし歯の再発を左右する要因になるということなんですね。

材料によって違う印象材のひずみ・・・

この型取りに用いる材料である印象材の精度が、種類によって大きく異なります。精度とは、いわゆる「歪み(ひずみ)」がどれくらいあるかを数値で表示したもので、回復する歪みを「弾性歪み」回復しない歪みを「永久歪み」といいます。
印象材による精度の違いは次の通りです。
(%が低いほうが歪まない)


結果は、圧倒的にシリコン印象材の精度が高いことが分かるかと思います。
もう精度の桁が違いますよね!!

「歪みが少ない」=「精度の高い被せ物」が健康への方程式!

「だったら全部シリコン印象を使っているの?」
いえ、、残念ながらそういうわけには行かないのです。
なぜならば、シリコン印象材が高いため、全てにおいて使用すると赤字で医院が成り立たなくなるので、保険適用外の治療時のみの使用に制限せざるをえないのです。
「良いとわかっているけど使えない・・・」
これは、医療人として非常に歯がゆいところです。

保険診療で用いるアルジネートと寒天の印象材でも、見た目には影響はありませんが、より完璧な精度を求めるのであれば、やはりシリコン印象材でしょう。
また、うすい歯科では、せっかくシリコン印象を使用するのであれば、気泡などが入らずにより正確に型取りできるように、自動練和器を使用しています。これもほとんどの医院では使用していないこだわり機器なのです!