サンプル画像
私だったらこんな歯医者に行きたい!Vol.7歯のお掃除編

たかが掃除?いえいえそれこそ歯科治療の根本です!

当院では、「歯の痛みがひどい」 というような場合以外は、歯の治療に際しては、まずは歯の「お掃除」から始めます。
「たかが掃除?」と思われるかもしれませんが、この歯のお掃除が歯科治療の根本と言っても過言ではないのです。
家を建てるときに「基礎工事が適当でも早く家を建ててください。」とお願いされる施工主はまず居ないのと同様に、この基礎工事が、歯科で行う歯のお掃除なのです。今回はこのお掃除をすることの重要性をお伝えしたいと思います。

「はやく治療してほしい」の要望は危険ですよ・・・

当院に来られる患者様にも、「すぐに治療して欲しい」とお話される方がいらっしゃいます。早く治療して欲しいという、患者様のお考えは、私もよく分かります。でも、ここは少し頑張っていただきたいのです。 「歯が悪くなるということは、基本的には、悪くなった歯だけの問題ではありません。お口の中の環境が良くない結果として、それが歯の1本に現れてくるということがよくあります。 ですので、他の歯に同様の影響を与えないためにも、まずは歯のお掃除を行なって、お口の中全体の環境を良くしてから、治療を行なうことが大事なのです。

歯科の病気のほとんどが、細菌による感染症による機能障害ですから、そこだけを治療してくれと言われてもなかなか難しいのです。歯の詰め物・被せ物をお作りする際には、皆様のお口の中を模型に再現するところから始まります。 しかし、お掃除をしていない歯から模型を作ると、歯肉が腫れていたり、歯周病によって動揺していたりとしているという関係で、本来の歯の位置で模型が取れなくなることがあります。 そうなると、歯の詰め物・被せ物をお作りしても、当然精密なものではなくなってしまいます。 このような面から見ても、治療を始める前にまずお掃除を行なって、治療がしやすい環境を整えることが大事なのです。 根本的な解決を行なわない限りは、また同じように悪くなる歯が出てくるという可能性があります。
「今の時間を優先して悪くなった歯だけを治療して、また悪くなる可能性を残すこと」
「今は時間がかかることを我慢して、根本的なお口の中の健康を取り戻すこと」

どちらが、長い目で見て時間をかけずにお口の中の健康を保てるでしょうか? もちろん、答えは後者ですよね。今の時間だけを優先してしまうことは、長い目で見た場合にはかなりのデメリットになります。

掃除(メンテナンス)のプロ、それが歯科衛生士!

長々と説明しましたが、歯のお掃除の大切さが少しは伝わったでしょうか?私たちは、この歯の掃除をしっかりと行うために、そのプロである歯科衛生士がたくさん在籍しています。
(一院としては郡山でも有数の衛生士数です)
彼女たちが、患者さんの末永い歯の健康を支えてくれていますし、当院でのインプラントなどの治療の礎にもなってくれています。私が患者ならしっかりした衛生士さんがいる歯医者にかかりたいものです。